目次
デモトレードって何?FX初心者に知ってほしいデモトレードの正しい活用法
デモトレードはFX初心者は必ずやるべき練習ツール
デモトレードとは、架空の資金を使って、実際の相場と同じ環境で売買の練習ができるツールのことです。
これは誰でもタダでFXの取引を体験出来るツールであり、架空の資金なので、どれだけ相場で損失を出しても実損はありません。
デモトレードを活用し、FXトレードを行う最低限の知識である「どうなれば利益が出るのか?」「どうなれば損失が出るのか?」はたまた「相場の流れ」「1日の値動きの幅」「通貨ペアのクセ」を実体験して自分の中に落とし込んでいく必要があります。
なので、FX初心者の方は、実際の口座にお金を入金してトレードする前に、まずデモトレードで充分な練習を積んでから本番に挑んでほしいのです。
FXは「実際にやってみなければ」理解することは出来ない
FXトレードは、教科書や理論を聞いただけでは成長することは出来ません。
実際にトレードを経験しないと本当の理解に繋がっていかないのです。
そして、FXで成果を出していくためには「練習、練習、また練習」です。

「TVゲーム」を想像してみてください。
TVゲームの説明書だけ読んで、いきなり上手にプレイ出来る人はそうそういないでしょう。
何回もそのゲームを繰り返しプレイし、失敗を重ねながら「操作性」「ステージのクセ」「敵の動き」などを身体に叩きこんで、ようやく「攻略」という成果に結び付かせることが出来るわけです。
FXも同じです。
何回も繰り返しトレードすることで、「値動きのクセ」「通貨ペアのクセ」「お金の流れ」などが分かってくるんです。
と言っても、本番の口座でそれをやろうとしたら、莫大にお金を損してしまうので、実損のないデモトレードで練習する必要があるわけです。
デモトレードの目的は「勝てる仕組み」を構築すること。
デモトレードを行う最大の目的は「自分が勝ち続けられる仕組み」を構築することです。

実はFXトレードの世界には「正解」というやり方はなく、多種多様なやり方が乱立している業界です。
なので、デモトレードを行うことで「自分の勝ちパターン」を確立し、それをルール化して「仕組み」を構築していくことが最大の目的です。
勝ててるトレーダーは自分なりのルールを持ち、そのルールに沿って淡々と取引を繰り返すことで利益を得られる「仕組み」を持っています。
やり方は何でもいいです。
数秒で取引を終える超短期売買でも良いですし、数日から数週間ポジションを保有する長期売買でも構いません。
どれも試してみて「あ、このやり方の方が自分に向いているな」と思ったやり方を見つけることが出来たら、そのやり方の中から「どういうパターンになったら勝率が高かったのか?」「どういうパターンの時は勝率が低いのか?」を検証し、自分にとって確固たるやり方を築いていきましょう。
デモトレードのおススメ練習法!FX初心者が覚えるべきトレードの仕組みと基礎

FX初心者がデモトレードでやるべき6つの練習項目
FX初心者がデモトレードで主にやるべき練習項目は5つ。
①実際に自分がFXに投入するつもりの金額で取引してみる。
②両建て・ナンピンでの売買を試してみる。
③数秒で売買を終える短期売買と、数日間放置する長期売買での利幅と損失を体験してみる。
④損失をずーっと放置して、自分の資金がどれだけ損失に耐えられるかの「資金耐久テスト」
⑤時間足の使い方を知り、価格の流れを掴む。
⑥良い方法を見つけたら「その方法で最低100回はトレードして検証する。」
上記の5項目は、本番に臨む前に最低限理解しておく必要のある重要な項目です。
自分が選択した取引方法で資金がどのように変化していくのか?。
さらに、短期売買、長期売買、自分にはどのやり方が一番合うのか?、自分にとってどういうパターンになったら一番勝率が高いのか?。
それすらも分からないのに、いきなり本番に臨んだところで、敗北は火を見るよりも明らかです。
なので、デモトレードでしっかり「お金の流れ」「自分の勝ちパターン」を掴んでおきましょう。
①自分がFXに投入するつもりの金額で取引してみる
デモトレードは好きな金額を入力して取引を始めることが出来ます。
※画像はGMOクリック証券デモ画面です。

莫大な金額を入力すると、取引枚数も莫大に増やせますので、一度の勝ち金がものすごい金額になり、ゲーム感覚でやる分にはオモシロいのですが、より実戦的にやろうと思ったら「自分が投入するつもりでいる金額」で始めることが一番です。
自分がリアルに投入可能な金額でどれだけ取引出来て、どれぐらいの利益になるのか?、どれぐらいの損失に耐えられるのか?。
それをリアルな金額で練習するからこそ、リスクマネジメントがしっかり出来てきますので、いざ本番に臨むとき、現実に即したビジョンが見えてくるわけです。
②両建て・ナンピンを試してみる。
両建てとは「売りポジションと買いポジションを同時に保有すること」です。

そしてナンピンとは例えば、ある銘柄の株を買った後に予想に反して値下がりしてしまった場合に「追加で買うこと」を言います。

基本的にこの2つは、FXトレードをやる上でタブーとされている取引ですし、どの教科書を読んでも「両建て・ナンピンはやっちゃダメ!」と記載されています。
しかし、「やっちゃダメ!」「危険だ!」と言われても「一体なんで危険でやっちゃダメなのか?」は実際にやって体験してみないと、自分の中に落とし込めていけません。
なので、デモトレードを活用し、エントリーするときは売りと買いのポジションを同時に入れてみたり、エントリー後、予想と反した動きをしたら追加でポジションを入れてみたりすることで、自分のお金がどう動くのかをいろいろ試してみましょう。
③超短期売買&長期売買を試してみる
FXには数秒~数分のものすごく短い時間で取引から決済までを完了させる「スキャルピング」という取引方法と、数日~数週間の長期間ポジシンを保有し続ける「スイングトレード」というやり方があります。
この2つの取引方法によって、取引の回数や狙える利幅は大きく違います。

例えばスキャルピングの場合ですと、取引から決済までの時間がものすごく短いですので、1日のうち何回も「カチッカチッ」とマウスをクリックして取引をすることが可能ですが、やってる間は取引画面の前にずーっと張り付く必要がある上に、決済までの時間が短い分、一度の取引では大きな利益は期待出来ません。
対してスイングトレードは、数日~数週間とポジションを保有している時間がとても長いので、スキャルピングと違って、1日のうちに何度も売り買いをすることはなく、一度の取引で大きな利幅を狙うことが出来る上に、ずーっと取引画面の前に張り付いている必要はありません。
ただし、長時間保有している分、急な値動きのよる変動リスクにさらされるため、スキャルピングよりリスクが高いとも言えます。
どちらもメリットがある反面、デメリットも要していますし、自分がFXに割ける時間や「性格」も関係してきますので、両方体験してみて、「自分の性に合った取引方法」を見つけてみましょう。
④損失をずーっと放置する「資金耐久テスト」
「FXは莫大な損をするから怖い!」と思っているなら、「どこまで行けば莫大な損になるのか?」を一度試してみて、FXにおける「正しい損失」を体験してみることをおススメします。
そしてFXにおける正しい損失を身をもって知ることで、「本当のリスク」が分かって来るのです。
そのためには、一度損失を出したまま放置し続けて、自分の投入するつもりでいる資金がどこまで逆行したら完全にスッカラカンになるか試してみる「資金耐久テスト」を行ってみるのも1つの手です。
出来ることなら、「マージンコール」や「ロスカットアラート」のメールが送られてくるのを体験してみて、どこまで行けば自分の資金は危険水準に達するのかを試してみてください。
⑤価格の流れを掴む
「価格の流れを掴むこと」はデモトレードを行う上で一番取り組んでほしい項目であります。

「今の値動きの流れは上向きなのか?下向きなのか?」「そして現在価格はどの流れの中の、どこに位置しているのか?。」
ここが最低限掴めていないと、トレードもなにもあったものではありません。
価格の流れを掴むには「時間足」を使いこなすことが必須です。
なぜなら、1分足チャートでは価格の流れが上向きに見えても、1時間足や4時間足チャートが下向きだった場合は、本当の価格の流れは「下向き」であるからです。
そこで、1分足チャートから順に、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足、週足と見比べて、「現在の価格はどの流れのどの位置にいるのか?」を正しく認識出来るようにしましょう。
⑥良い方法を見つけたら「最低でも100回はその方法でトレードでして検証する」
実はFXは、どんなに適当にエントリーしても「勝率50%を下回ることはありません。」
仮にチンパンジーがサイコロを振って決めても「勝率は50%」です。
しかし、FXは勝率50%では利益を残すことは出来ません。
そこで、意識してほしいのが「期待値の収束」です。
例えばサイコロを振って「1の目」が出る確率は単純に考えて「6分の1」です。
この6分の1という数字がサイコロにおける「期待値」になるわけですが、実際はキッカリ6回に1回1の目が出るわけではありません。
10回中10回とも1の目が出る可能性もありますし、10回中10回とも出ないこともあるわけですが、それも長く続けているうちに必ず「6分の1という期待値に収束する」という理論です。

つまり、期待値を上回る結果が出ることもあるし、下回る結果が出ることもあるけれど「最終的には期待値に収まる」ということです。
これをFXに当てはめると、勝率50%の方法でも、場合によっては、10戦10勝の勝率100%になるときもありますし、勝率80%の方法でも、勝率50%台だったり、場合によっては30%台に落ち込むときもあるわけです。
しかしそれも、長く続けていくうちに、仮に10戦10勝してても、勝率50%の方法は「勝率50%に収束していく」ため、必ずどこかで10連敗するときがやってきて、最終的にプラマイゼロになり、最悪マイナスになったりします。
そして、始めは負けていても、勝率80%の方法は「勝率80%という高い勝率に収束していく」ため、最終的に利益が積み上がっていくわけです。
なので、1つの手法で5,6回上手く行ったからと言って、即本番のトレードに採用するのではなく、最低でも「100回」はその方法でトレードして検証し、その上でキチンと利益が積み上がっていたら、その手法は勝率の高い方法と言えるでしょう。
ただし、正しくデータを採るためには、他の手法へ浮気することなく、初志貫徹することが大切です。
もし、しっかりルールを遵守しているのに、利益が積み上がっていない場合は「ルール自体に問題がある」ということなので、一度エントリーポイントとルールの見直しを検討した方が良いかもしれません。
デモトレードを行う上でFX初心者に絶対使ってほしい無料ツール&取引会社を大公開!

FX初心者におススメのデモトレード取り扱い会社を大公開!
FXデモトレードを取り扱う企業は検索すれば無数ヒットするのですが、ボクがFX初心者におススメしたい取引会社は以下の2つ。
この2つは「両建て」「自動注文」はモチロン、何より「扱いやすさ」が売りですので、初心者にとって一番始めやすいシステムになっていると思います。
他会社のデモトレードのシステムは、アプリをダウンロードしたり、ファイルをセットアップし直したりと、始めるために面倒な一面もあるのですが、GMOクリック証券は「メールアドレス」の入力だけで即デモ口座が作れますので、ややこしいことをしなくても、最短30秒ほどでデモトレードが開始出来ます。
FX初心者に絶対使ってほしいおススメツール「MT4」
これから長ーくFXとお付き合いしていこうとお考えの方に是非使ってほしいツールがあります。
それが「MT4(メタトレーダー)。」
おそらくFXでメシを食う人間でMT4を使用していないトレーダーはまずいないと思っていいくらい広く普及されているソフトで、MT4では普通の業者では取り揃えていないような様々な分析の仕方が魅力です。
もちろんインストールは無料!、デモトレードも充実しております。
MT4を配信しているおススメの業者はコチラ!
上記のリンクからMT4ダウンロード画面に入れます。
MT4は初心者に方にはちょっと難しく感じる部分もありますが、使い方をマスター出来れば将来かなりの強みとなりますので、是非試してみてください。
まとめ:トレーダーという職業は「研究職」に近い職業
デイトレーダーという職業は「研究職」に近い職業だとボクは常々考えています。
「どういうパターンになれば有利なのか?」「こういうタイミングで両建て・ナンピンを仕掛けて見ればどうなるのか?」などなど、常に自分が有利にトレード出来る仕組みを研究しているからです。
そして自身の研究成果を相場に問い、お金を得るという点においては、研究者として仕事が成り立っている思います。
ボクも新しいトレードのアイデアを思い浮かぶたびにデモトレードで実験し、成果の出たものを実戦に投入していきます(100試してみて2つ3つ出れば良いほうですが・・・。)
なので、デモトレードを行う際、ゲームとして試してみるのも良いのですが、ぜひFXを研究するつもりで臨んでほしいと思います。
FXトレードに必要な「相場環境の把握の仕方」「効果的なラインの引き方」「ブレイクすることで大きく値が伸びていくポイント」など詳しく解説しています。