手法・テクニック

「グランビルの法則」とは?移動平均線でエントリータイミングを見つけるおススメ手法

 

移動平均線の勝てるエントリーポイントを見極めるFX手法「グランビルの法則」とは?

移動平均線でのエントリーポイント明確にした「グランビルの法則」

グランビルの法則とは、「移動平均線と価格の位置関係」によって、売りポイントや買いポイントと言った”エントリーポイントを明確にしたものです。”

グランビルの法則でのエントリーポイントの基本を下の図にまとめてみます。

①~④が買いポイント、⑤~⑧が売りポイントです。

この法則では「4つの買いサイン」と「4つの売りサイン」を確認することが基本の考え方です。

実際はこの法則のみでトレードするわけではありませんが、勝率の高いエントリータイミングを知る上でのベースとなる部分ですので、基本をしっかり押さえておきましょう。

移動平均線を使ったグランビルの法則4つの買いサイン

ではここで、移動平均線を使ったグランビルの法則①~④の買いサインを説明していきます。

①:横ばいの移動平均線を価格が下から上へ突き抜けるパターン。

価格が移動平均線を上抜けるということは、「流れの分岐点の1つ」として考えられます。

つまり、①の状態だと、それまで移動平均線の下に位置していた価格が移動平均線を上抜けたことで、流れが下落から上昇へ切り替わったことを示すサインでもあります。

そのため、一旦価格は上抜けた方向へ強く伸びますが、問題は「移動平均線の角度がまだ横ばいである」ということです。

価格は移動平均線の角度が変わらない限り、流れは変わらないので、移動平均線がまだ横ばいである以上、一旦上昇へ向かったとしても、再度下落してくる可能性が強いポイントです。

サッと入って、サッと抜ける戦略でいるなら構いませんが、長くポジションを保有し、広い値幅を狙うにはおススメしないポイントです。

②:上向いた移動平均線を価格が下から上へ突き抜ける。

②の状態は、移動平均線は上向いているのに、価格は下を向いているあべこべの状態です。

価格が上昇してくると、それに合わせて移動平均線の角度も上向いてきますが、移動平均線が上向いても、価格自体は一方的に上がり続けるわけではなく、必ずアップダウンを繰り返します。

そんな中、再度価格が上昇して、平均線を下から上へ突き抜け、移動平均線と足並みを揃えて進み始めたポイントが②となり、勝率的には全4つの中で最も信頼性の高いパターンじゃないかと思います。

③:価格が移動平均線にタッチ後、反発して再上昇。

文字通り、価格が平均線にタッチした後、反転を確認出来たポイントでエントリーしていきます。

③のエントリーは、ただ単に、平均線で反転したという理由でエントリーするのではなく、「節目のブレイク」「押し目」を総合的に判断出来た上で、エントリータイミングとして使用します。

④:価格が移動平均線から大きく離れているとき。

相場には「価格が移動平均線から離れたら移動平均線へ戻る」という法則があります。

相場には必ず「利益確定」という動きがありますので、大量の売り注文が入って大きく下げた後は、利益を得るために、どこかで大きく買い戻しに入る局面があるはずです。

その大きく買い戻しに入る動きを狙い撃つエントリーの仕方が④の手法となります

ただし、場合によっては、戻らないままどこまでも下げ続けることも充分にありますので、全4つのエントリータイミングの中で一番難易度の高いタイミングとなり、初心者のうちは避けてほしいタイミングです。

もし、入るとすれば、一気の下落の後に、より上位足の強力なサポートラインによって支えられ下げ止まり、下位足でしっかりとしたチャートパターンや、安値の切り上げ等が確認できれば、④で買いエントリーすることも可能となります。

移動平均線を使った「グランビルの法則」4つの売りサイン

下の図がグランビルの法則の4つの売りサインを示した図で、基本的には上記で示した「買いサイン」と同じ考え方です。

①:移動平均線が横ばい状態のときに価格が上から下へ突き抜けるパターン。

価格が移動平均線を下抜いた場合、一旦大きく下げを見せますが、平均線が角度を変えるには、ある程度時間が掛かりますので、角度が変わらない以上大きな伸びを期待出来ない局面です。

すぐに元の価格帯に戻る可能性が強い場面ですので、入るとしたら、サッと入って、サッと抜けることを意識しましょう。

決してこの局面で広い値幅を取ろうと考えないことです。

②:下向きの移動平均線を価格が上から下へ突き抜けるパターン。

②のパターンまでくると、移動平均線もある程度角度をつけるため、方向性が定まってきます。

そんな中で、一度は上向いた価格が、再度下落して移動平均線を下抜けるということは、「これから価格は大きく下げ続ける」という強い意志の現れです。

「高値・安値の切り下げ」「節目のブレイク」を組み合わせることで、かなり根拠の強いエントリーポイントとなります。

③:価格が移動平均線にタッチして、反転下落したとき。

価格が移動平均線にタッチして、反転下落を確認したときにエントリーする手法です。

1分足や5分足といった下位足よりも、1時間足や日足のような上位足での移動平均線のタッチのほうがより強力に作用します。

こちらも「買いポイント」と同じく、単体でエントリーを決めるのではなく、「節目のブレイク」や「チャートパターン」との組み合わせの結果でエントリータイミングとして使用します。

④:価格が移動平均線から大きく離れているとき。

コチラも買いポイント④と同じく、移動平均線から大きくかけ離れたとき、利益確定の売り戻しを狙い撃つ手法です。

ただ、大きく平均線から離れているときは、それだけ上昇の勢いも強いということなので、平均線から離れているからと言って、安易に売り仕掛けしてしまうと、勢い付いた上昇の圧力に押されて大きな損失を抱えてしまう場合もあります。

なので、このエントリータイミングも初心者向けとは言えません。

もし入るときは、下位足でしっかりチャートパターンを確認もしくは、高値・安値の切りさげを確認して入るようにしましょう。

複数の種類の移動平均線の組み合わせで精度の高いエントリータイミングを測る使い方

短期・中期・長期の移動平均線を使ってグランビルの法則の効果を上げる。

グランビルの法則の精度を上げるには、やはり1本の平均線だけでは不足で、最低でも「短期・中期・長期」の3本の移動平均線が必要です。

例えば短期線1本だけでトレードしようとすると、移動平均線を上から下へ(下から上へ)突き抜けたり、タッチして反転しているのに、なぜか逆に価格が値動きしてしまったり、長期線1本では、平均線を突き抜けもタッチもしてないのに、なぜか価格がグイグイ伸びていくなど、正しい予想が出来なくなります。

なので、グランビルの法則で、より精度の高いエントリーポイントを見つけるためには、「短期・中期・長期」3本の移動平均線を使う必要があり、3本の移動平均線の形状や角度や位置関係を確かめる必要があります。

※移動平均線の基礎を知りたい方はコチラ→「移動平均線だけでFXは勝てる!FX初心者のためのカンタン移動平均線の見極め方」

移動平均線の向きがバラバラだとエントリーポイントとして使えないことも・・・。

下の画像をごらんください。

画像は短期線1本だけのチャート画面ですが、短期線だけ見ると平均線は上向いたおり、価格も上向いた平均線を下から突き上げていますので、はた目には買いパターン②が成立し、これから強く上昇するように思えます。

しかし、その後のチャートをご覧ください。

少し値上がりしただけで、あとは大きく下げています。

「買いパターン②が成立したはずなのに何で下がるの?」「やっぱりグランビルの法則なんて使えないじゃん!。」

と、憤る前に、先ほどのチャートを今度は短期・中期・長期の3本の移動平均線を使ってみてみましょう。

短期移動平均線は上向いていても、価格はまだ長期移動平均線の真下にいることが確認出来、買いパターン②が成立していても、上昇の伸びが長期移動平均線に阻まれていることが分かると思います。

なので、正しくグランビルの法則を使用するには、1つの視点だけでなく、「短期・中期・長期」3つの視点でバランスよく見る必要があります。

上位足・下位足の移動平均線の向きが一致してること。

グランビルの法則をより有効に使うためには、「上位足・下位足の短期・中期・長期平均線の向きが一致していること」が大事です。

なので、一つの時間足チャートしか見ていないと、法則を上手く使いこなせない可能性があります。

例えば、5分足のような下位足での平均線の向きが上向きで、買いの法則が発生したとしても、下の画像のように、1時間足のような上位足の平均線の向きが下向きであれば、上位足の平均線に価格が阻まれて上手く機能しないこともあります。

やはり、グランビルの法則が正しく機能するためには「上位足・下位足の平均線の向きの一致」が必要不可欠です。

なので、一つの時間足だけで判断するのではなく、上位足・下位足チャートの平均線の向きをバランスよく見て、各時間足ともに方向性が一致したときに絞ってエントリーしていきましょう。

移動平均線FX手法攻略!押し目・水平線を組み合わせたおススメのエントリーポイント

グランビルの法則に押し目・水平線を組み合わせる

移動平均線手法を極めるためには、グランビルの法則を単体で使うのではなく、水平線・押し目(戻し目)という手法を組み合わせてトレードするほうが効果は格段に上がると思います。

FXで勝率の高いトレードを行うためには、エントリーするための根拠が1つでは不十分なので、「なぜ、その方向へ向かうと思ったのか?」という根拠が2つ以上あってほしいものです。

そこで、グランビルの法則のパターンのほかに、「水平線のブレイク」「押し目・戻し目」と言ったパターンが加わることで、その方向へ向かう根拠がさらに強くなります。

チャートパターンを組み合わせる。

グランビルの法則を有効に活用するもう一つの方法は、「ダブルトップ」「ダブルボトム」「ヘッドアンドショルダー」「ヘッドアンドショルダー・ボトム」といったチャートパターンとの組み合わせです。

チャートパターン完成からの法則の成立はかなり根拠の強いエントリーになりますので、ここでお伝えしていきます。

下の画像をご覧ください。

下落途中の価格が一旦上昇へ転ずるも、長期平均線に阻まれてダブルトップというチャートパターンを描いています。

ポイントは青〇の部分。

長期平均線に弾かれて価格が下落したものの、水平線で反転し、再度上昇を試みたものの、短期・中期の平均線に弾かれて再び下落し始めました。

ここでグランビルの法則売りパターン③が成立し、水色の水平線をブレイクした緑〇のポイントで売りエントリーです。

エントリーしたポイントから大きく下落しているのが分かりますね?

このように、「ダブルトップというチャートパターン」「意識されていた水平線のブレイク」それに合わせて「グランビルの法則の売りパターンが成立した」という下落する3つの根拠が出そろったため、自信を持って売りエントリーが可能になったということですね。

水平線・押し目を組み合わせたグランビルの法則実戦例。

ここで、グランビルの法則に水平線と押し目を組み合わせた実戦例をご紹介していきます。

下の画像をごらんください。

画像は1時間足のチャートで、実戦では白〇の大きく上昇している部分を取っていきました。

チャートを詳しく観察してみると、短期・中期・長期の平均線ともに上向きで方向は一致しており、流れは「上昇」であることがハッキリしています。

上位足で流れの状態を掴めたら、次はエントリーポイントの模索です。

1分足で見てみると、1時間足でも意識されていた黄色の水平ラインをブレイクしたあと、一旦下落して押し目を築き、価格が上向きの平均線を下から上へ突き抜けてグランビルの法則買いパターン②が成立したところで買いエントリーしています。

さらに、平均線の向きも上位足である1時間足と一致したことで、かなり根拠の強いエントリーです。

その後の価格はグングン上昇し、トレンドラインを割り込んだところで利益確定、トータルで90pips以上値幅が取れました。

このように、「上位足の平均線の向きと一致」「水平線での押し目」そして「グランビルの法則」という3つの条件が揃ったことで、思惑通りの伸びが発生したわけです。

もし、3つの条件のうち、どれか一つ欠けても、今回の90pipsという大きな値幅は取れなかったと思います。

なので、「グランビルの法則が発生した!」と言ってすぐに飛び込むのではなく、他にも「押し目を築いていないか?」「重要なラインをブレイクしていないか?」など、その方向へ向かう根拠も併せて見つけるようにしましょう。

まとめ

確かにグランビルの法則というのは、強力なエントリーサインではありますが、それ単体で大きな効果を上げるのは実際難しいです。

これは何もグランビルの法則だけに限ったことではなく、他の手法においても、単体で使用するのではなく、「水平線での押し目(戻し目)」「短期・中期・長期線の向きや角度」「チャートパターン」や「上位足の平均線の向き」を総合的に組み合わせて使うことで、初めて手法として効果を発揮するものだと思います。

なので、1つのパターンが発生したからと言って、すぐに飛び込んではダマシに遭遇することも多いので、他にもその方向へ向かう根拠を見つけるようにしましょう。

そして、そのパターン以外にその方向へ向かう根拠が見つからなければエントリーを見送り、複数の根拠が現れ、自信を持ってエントリー出来る場面になるまでしっかり待つのも重要です。

 

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